2026.9.19 sat – 28 mon
個展「BETWEEN CONTINUITIES」をSHINMACHI BLDG.(岐阜県多治見市)にて開催しました。
新町ビルでは約2年ぶり、2回目の個展。新作のみで展開しました。
本展企画の水野君が新しくオープンさせたZUNO GALLERYではアーカイブ展として旧作を中心に展開。
広い空間のおかげで120号の作品もゆとりを持ってみることができ、自分の旧作を振り返るのには贅沢な空間でした。
二会場同時開催ということで、自分の経験の中では最もボリュームのある展示となりました。この機会に見にきてくださった方々、本当にありがとうございました。
今回の新作展で、新たに描いたモチーフは、娘が卒園した保育園の靴箱でした。見られなくなることが寂しい、思い出として残そう、そういう理由ではなく、送り迎えのたびに何気なく目にしていた当たり前の風景が、ある日を境になくなる。そのことを実感したとき、この風景も今まで選んできたモチーフに共通する「役目を終えながら、なお在り続けるもの」といえると感じ、描きたいと思いました。靴箱の風景と、靴箱のナンバリング(靴箱ができた当時、おそらく手作業で接着された数字型)を個別に描いた30枚。その他、静物をモチーフとした作品。展示空間としてイメージしていた風景に仕上げることができました。
この個展では今まで使っていた「分割」の手法を使わない作品も生まれてきました。そのモチーフに対して自分がどのように「視た」かによって、分割を使うのか使わない方がいいのか、選択ができるようになったとも言えます。「分割」は絵を描いてきてからずっと続けていることなので、制作の前提であり続けてはいますが、必ずしも分割という形式を守る必要がなくなった、つまりは、問いが続いてさえいれば形式は変わってもいいと認めることができたのなら非常に大きな変化です。
展示記録を写真家の三浦さんに撮影していただきました。作品や展示風景など、夫婦共々いつもお世話になっています。
撮影:三浦知也 https://miuracamera.com/