2024年から25年あたりに描いたパッチシリーズの一部。
写真家、渞忠之氏に撮影していただきました。
渞忠之写真事務所:HP
INSTAGRAM:@t.minamoto
2025年1月にRIMで開催した「溝口達也 ANONYMOUS OBJECTS -人為と自然の間-」の展覧会記録の撮影をしに来てくださいました。(その時の写真を使った冊子「溝口達也 人為と自然の間 Ⅲ」のデザインもさせていただき、先日完成しました。少部数RIMにあります。)
その撮影がひと段落した時に、「これ手描きなんだね、下に並べて」と、徐に撮影が始まりました。
展覧会記録撮影時に感じたこと。
渞氏の撮影をそばで見ていました。そこにある風景や被写体を操作する所作はほとんどありません。例えば、僕が置き台にものを置いたらその状態で撮る。など。操作するとしても倒れそうなものを倒れないようにする、くらいのことだったと記憶しています。
それらの存在をただただ受け入れ、そこで起きている現象を淡々と撮っていく姿が印象に残っています。あくまで僕の個人的感想ですが、まるで写真家が存在していないような、被写体とその置かれている環境だけが写っているような写真。うまく言えませんが、「このように在る」ということだけを示す行為のように見えました。
無駄がなく進んでいく撮影のそばでそんなことを考えていた矢先に自分の作品を撮ってもらえることに。
さらに自分の姿や作業場も撮影していただきました。(それはまた別の投稿にて)
溝口さん、渞さん、大変貴重な経験、本当にありがとうございました。